ホッケー県高校新人 辺土名高校が4連覇 後半畳みかけ北山に11ー3


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辺土名―北山 前半、キーパーをかわしてシュートを決める辺土名の宮城龍生=24日、今帰仁村の北山高校(大城直也撮影)
4連覇を達成した辺土名のメンバー

 ホッケーの第7回県高校新人大会は24日、今帰仁村の北山高校で行われ、辺土名が11―3で北山に勝利し、4年連続4度目の優勝を果たした。試合は6人制(試合時間40分)で行った。序盤に北山が2点を先取したが、辺土名が逆転し、後半は着実に加点して引き離した。

 徐々に攻撃のリズムが合いだした辺土名が後半に畳み掛け、北山に快勝した。トップの宮城龍生と主将の宮城太陽がパスでつないだり、自ら切り込んだりしてゴールをこじ開けた。

 2点を追う展開で宮城龍は右サイドから守りの隙を突き、GKと1対1をつくる。一歩出てきたところを見計らい、スティックでボールを守りながら左に横切ってかわす。さらにスティックを持ち替えて流し込む技ありシュートで遠かった1点を奪取した。宮城太も負けじと右サイドからGKの脇を抜くミドルシュートを決め、同点に追い付いた。

 大会前にGKの選手が出場できないことになり、GK不在の状態で試合に臨んだ。ホッケーは半円状のサークル内から打たないとシュートとみなされない。がら空きのゴールを守るため、サークル内に相手を入れないよう外で早めに勝負を仕掛けるよう徹した。追い付いたあとは高めの守備からパスがつながり、GKと1対1の好機をつくって追加点を挙げた。

 宮城太は「GKがいないのは初めてだった」といい、序盤は攻守のバランスで戸惑いもあって「ミスが重なってしまった」。

 守りに比重を置いてプレーした司令塔の新城太然は「まだ個人技に頼っている部分がある。パスをつないでシュートまでいけるチームを目指したい」とチーム力の向上を掲げた。
 (謝花史哲)