「選手の立場で戦術構築したい」元キングスの金城がB2仙台のコーチ就任へ <インタビュー>


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
琉球ゴールデンキングス時代の思い出などを語る金城茂之さん=20日、那覇市泉崎の琉球新報社

 7月に現役引退を発表したプロバスケットボール選手の金城茂之さん(36)がBリーグ2部の仙台89ERSのコーチに就任する。琉球ゴールデンキングスの2007年の創設以来、12年間プレーし、4度の優勝を経験した。19年から仙台89ERSで2年間プレーし、今後はアシスタントコーチ兼スキルコーチを務める。コーチ就任報告で20日、那覇市泉崎の琉球新報社を訪れた金城さんに選手生活を振り返ってもらい、今後の抱負について聞いた。

 金城茂之さんの一問一答は次の通り。

Q.現役時代に印象に残っていることは。

 キングス創設の頃にルーキーで入り、12年間プレーすることができた。チームと共に成長できたし、これがプロキャリアの礎になった。最も印象に残っているのは(2007―08年の)デビュー戦と1年目のシーズン。(全44戦で)チームは10勝しかできず、西地区最下位だった。何も分からない状態であがいた最初の年だったが、2年目はジェフ・ニュートンやアンソニー・マクヘンリーが来て、あっという間に初優勝してしまった。僕自身、愛されキャラみたいなものをつくることできたし、選手時代を支えてくれたことにお礼を言いたい。

Q.仙台でコーチに就任する。抱負を。

 仙台で選手として2年間プレーし、セカンドキャリアとしてコーチの話をいただいた。しかも、すぐにトップチームでやれる。仙台は守備を固めて粘り強く(ボールを)進めていき、攻撃展開していくチーム。2年連続で、B1昇格まであと一歩だった。絶対次こそはという思いが強い。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC)からは「選手とHC、スタッフ間の橋渡し役」を担うことを期待されている。引退して間もないので、選手の立場で考えることができる。コートにいる全員が一つの方向を向いていけるように仕事を任されている。全体はHCがまとめ、戦術、戦略を選手一人一人により細かく教え、理解度を高めていく。

Q.沖縄のファンに向けて。

 たくさんのファンに温かい声援をいただいた。声の後押しがすごかった。コート上はもちろん。私生活の中でも何気ない声掛けがあり、元気をいただいた。勝っても負けても一喜一憂してくれ、一緒にキングスをつくってきてくれた。お礼が言いたい。リーグのカテゴリーが違うので、僕らがキングスのいるB1にはい上がっていきたい。対戦相手として新しくできた沖縄アリーナへ行きたい。その時は熱いブーイングを送ってほしい。

 将来的には沖縄に帰り、バスケットを通して経験したものを全部還元していきたい。