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「占領された沖縄」世界上映へ 県系4世・梶原さん製作ドキュメンタリー、予告編を公開


「占領された沖縄」世界上映へ 県系4世・梶原さん製作ドキュメンタリー、予告編を公開 映画を製作したロバート梶原さん(右)と出演した仲村芳信沖縄大名誉教授=3日、那覇市久茂地
この記事を書いた人 Avatar photo 南 彰

 名護市辺野古の新基地建設に反対し、米ホワイトハウスへの請願署名を呼びかけた県系4世のロバート梶原さん(37)が5日、沖縄の現状を国際社会に訴えるドキュメンタリー映画の予告編を公開する。今後、約2時間の完全版を仕上げ、国際映画祭などに出していく考えだ。

 映画のタイトルは「OCCUPIED OKINAWA(占領された沖縄)」。梶原さんは「かつて独立国家であった琉球が、1972年の日本復帰以降も日米安全保障条約によって支配され、いつ戦争が起きるかわからない状態に置かれている」という意味を込めたという。

 「ウチナーンチュの目線で沖縄を紹介する」ことを目指した作品では、沖縄に集中する軍事施設や辺野古新基地建設現場の様子のほか、首里城など「琉球の独立性」を象徴する歴史・文化の映像を織り込んだ。

映画では、基地問題とあわせて、沖縄の歴史や文化の映像を盛り込んだ(予告編の動画から)

 特に梶原さんが印象に残っているのは、仲村芳信沖縄大名誉教授(84)による次の言葉だ。

 「沖縄の人たちはこの島で二度と戦争が起きないように願っている。我々は武器ではなく、永遠の平和を願っている」

 予告編は梶原さんが代表を務める「Peace For Okinawa Coalition」のウェブサイトで公開する。今月訪問するスイス・ジュネーブで国連人権理事会の関係者に紹介するとともに、国際映画祭などにも出し、沖縄の実相を国際社会に訴えていく考えだ。

 梶原さんは2018~19年、辺野古新基地建設反対のホワイトハウスへの請願署名を呼びかけ、21万超の賛同を集めた。

 (南彰)