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箏曲最高部 6人が合格<琉球古典芸能コンクール>


箏曲最高部 6人が合格<琉球古典芸能コンクール>
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 第58回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の箏曲最高部門の審査が3日、那覇市の琉球新報ホールであった。11人が応募、9人が受験し、6人が合格した。合格率は66・6%だった。棄権者2人、失格者1人。合格者は次の通り。(敬称略)

 伊波春七(那覇市)小谷美津子(宜野湾市)喜瀬華苑(那覇市)大城聖子(西原町)外間叶琉(名護市)中村吏花(豊見城市)

審査講評:奏法の研究を 座り位置注意

 歌も演奏もダントツにできている人もおり、いい音色を出して弾(ひ)いていたが、全体的には、段のものや歌ものの間の拍子の取り方が勉強不足だと感じた。

 右、左手ともに奏法があやふやな人が多かった。最高賞なので、もっとしっかりやってほしい。右手の奏法では特に割爪(ワイヅィミ)の音が聞こえなかったり、雑音になっていたりした。割爪は曲の流れを作るために大事な役割だ。今一度奏法の研究を。

 座る位置が右寄りになっており、肘が龍角から外に出ていた。座る位置は演奏にも影響するので気をつけてほしい。

 (安慶名久美子、天久洋子、稲福貴子、澤岻京子、前田利恵子、宮里秀明)