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新人は14人合格 優秀は4人合格<八重山古典芸能コンクール>


新人は14人合格 優秀は4人合格<八重山古典芸能コンクール>
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 第13回八重山古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の八重山三線新人・優秀部門の審査が5日、那覇市の琉球新報ホールであった。

 新人部門は17人が応募・受験し、14人が合格した。合格率は82%。失格者なし。優秀部門は13人が応募、11人が受験して4人が合格した。合格率は36・3%、棄権者2人、失格者なし。

 合格者は次の通り。(敬称略)

 【新人部門】瑞慶覧長太(南城市)桟里澄(りずむ)(那覇市)栗原幸一(北中城村)末吉小春(南風原町)山田健太(那覇市)谷山由子(名護市)知念幸乃(南風原町)橋本英樹(北海道)知念舞夏(南風原町)大城慧之(沖縄市)比嘉愛未(南風原町)平川誠(英国ロンドン)浅野美和子(浦添市)仲大底仁(那覇市)

 【優秀部門】長嶺ルーシー(那覇市)中本きよみ(与那原町)村上佳子(豊見城市)江口和子(福岡県)

審査講評:本調子は良く 二揚げに課題

 新人部門は全体的に良かった。ただし、声が小さくて弱々しい点が気になった。八重山独特の中舌音ができていない傾向があった。優秀部門は全体的に良くなかった。歌い込みが不足している。人前で歌う稽古を積み重ねてほしい。

 新人も優秀も本調子は良かったが、(高音の)二揚げについて、ちゃんと勉強してほしい。前奏から歌に入るタイミングが早いなど、リズムが安定しない受験者や、息継ぎがスムーズではない受験者もいた。若い人が挑戦し、素晴らしい。来年も必ずチャレンジしてほしい。

(仲大底博也、仲宗根巴津美、福島英次、宮野敬介、宮良享男、山城直吉)