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「沖縄芸能の奥深さ感じた」 演出家・平田大一さんら 京都で舞台公演


「沖縄芸能の奥深さ感じた」 演出家・平田大一さんら 京都で舞台公演 琉球芸能などを多彩に披露する平田大一さん(中央)や子どもら=9月29日、京都市の京都教育文化センター(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 古堅一樹

 琉球芸能や空手などを披露する舞台公演「沖縄ちゃんぷる~LIVE SHOW in京都」(県主催)が9月29日、京都市の京都教育文化センターで上演された。演出家の平田大一さんや小中高校生、大学生らが出演し、琉球舞踊や歌舞劇、獅子舞など多彩な演目を披露し、躍動感あふれる舞台で盛り上げた。

 舞台は「琉球芸能絵巻 ダイナミックホライズン」と題し、スピード感ある構成で次々に踊りや歌などを繰り広げた。琉球舞踊の「四つ竹」や「前之浜」、民俗芸能の「獅子舞」なども披露した。空手・古武道の「上地流・完周の型」や「棒術・朝雲の棍」などの演武でも楽しませた。群舞「ドラミング・カーテンコール」も披露した。

 公演後、アンケートに回答した来場者198人のうち約97%に相当する192人が「満足」と答え、好評だった。アンケートの回収率は71.2%だった。

 来場者からは「素晴らしい演出。沖縄の芸能の奥深さを感じた」「古典だけではなく、新しい琉球を見たような思いがある」「沖縄の若い子たちが一生懸命に踊っている姿を見てエネルギーをもらった」などの感想が寄せられた。

 総合演出も務めた平田さんは「若い世代のパワーを見てもらい、沖縄の文化や芸能は今に生きているものだということを伝えたかった。沖縄の文化芸能の奥深いところへの入り口を紹介できた」などと語った。

 (古堅一樹)