第36回琉球新報児童文学賞の最終選考会がこのほど那覇市内で開かれ、短編児童小説部門の正賞に玉山広子(本名・比嘉享子)さん(63)=沖縄市=の「スーサーに乗って」に決まった。
短編児童小説部門の佳作は島袋千尋さん(40)=浦添市=の「スーマンボウスーの頃にぼくは龍と出会った」が選ばれた。創作昔ばなし部門の正賞は見送られ、佳作に比嘉稔さん(64)=那覇市=の「おーひじゅるーゐなぐ」と、つきなが海詩(みうた)(本名・久場勝未)さん(63)=同=の「頭に図書館」が選ばれた。
贈呈式は、琉球新報短編小説賞、琉球俳壇賞・遠藤石村賞、琉球歌壇賞と合同で来年2月14日に那覇市の琉球新報ホールで開く。
短編児童小説部門に25作品、創作昔ばなし部門に9作品の応募があった。選考委員は齋木喜美子氏(関西学院大教授)、新垣勤子氏(児童文学作家)、小嶋洋輔氏(名桜大教授)。作品全文と審査講評は後日掲載する。
(宜保靖)