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グリーンローン、第1号融資を実行 琉球銀行 沖縄


グリーンローン、第1号融資を実行 琉球銀行 沖縄 りゅうぎんグリーンローンの融資を受けたオキセイ産業の瀬長司社長(右)と琉球銀行の渡久地卓浦添・牧港支店長=16日、浦添市のオキセイ産業本社(琉球銀行提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 当間 詩朗

 琉球銀行(島袋健頭取)は19日、「りゅうぎんグリーンローン」の第1号案件として、浦添市の産業廃棄物処分業オキセイ産業に融資を実行したと発表した。脱炭素といった国際的な環境基準などを満たした同ローンによる融資は県内金融機関で初めて。

 オキセイ産業は主に建築業者や工場などから出る産業廃棄物の処理に当たってきた。融資を高度選別機械の導入に充てることで、セメント原料のリサイクル率向上につなげ、埋め立てや焼却などといった最終処分を50%以上減少させていく考えだ。瀬長社長は「処分場が限られる島しょ県の事情などもある中、環境負荷軽減につなげていきたい」と語った。

 琉銀は格付投資情報センター(R&I)から、持続可能な社会実現に向けた国際的な原則や、国内のガイドラインに則しているとの評価を得ている。その枠組みにのっとった環境評価などを満たしたことから融資が実行された。

(当間詩朗)