【名護】企業の新規事業開発・新商品開発支援などを手掛けるアルファドライブ(東京都、麻生要一社長)は県内の拠点となる「琉球アルファドライブ」を名護市に立ち上げ、19日に同市で設立記念イベントを開いた。
同社は同市宮里のコミュニティーパーク「coconova(ココノバ)」を事業承継しており、同施設を拠点にスタートアップ支援や企業の多角経営支援などに取り組む。
19日にココノバで開かれたイベントには、県内のスタートアップ企業や経済関係者などが出席。麻生社長は「(アルファドライブには)企業内新規事業を再現性のある形で作り出す手法や形がある。沖縄ならではの新規事業開発の手法を作っていくことを目指したい」とあいさつした。
同市の経済金融活性化特別地区で、ベンチャー企業へ投資した個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う「エンゼル税制」が制度化されている利点などを挙げ、同市からスタートアップの企業支援を進める考えを強調。企業の事業多角化などの支援にも力を入れていく考え。 (池田哲平)