「てんたか」仕掛人、キャンヒロユキさんに聞く　「お笑い界の底上げしたい」事務所の垣根を越えて　沖縄

　FECオフィス、オリジンlil（リル）、よしもと沖縄の沖縄県内の芸能事務所3社によるお笑いプロジェクト「てんたか」は、事務所の垣根を越えて芸人たちがライブやテレビで共演を果たした。“仕掛け人”で放送作家キャンヒロユキさんに話を聞いた。

（聞き手　ライター・饒波貴子）

　―「てんたか」ライブ2回とテレビ3局での放送を終えて手応えは。

　「3事務所の芸人たちが舞台でしゃべって番組で共演し、やっぱり面白いと思った。実力ある芸人さんはもちろん、若手も参加できるのがいい。『てんたかのライブや番組に出たい』という気持ちで、いいネタを作ってくれることもあるし、強いキャラクターに前面的に出てもらうなど、いろいろなやり方でお笑い界の底上げをしたい」

　―キャンさんと我那覇孝淳さんと山田享楽さんらによる作家集団「作家上等」メンバーも加わり、注目度も高まる。

　「アイデア出しをしている段階。7月にテレビ放送した中で好評な企画はライブでやっても面白そうだと話している」

　「てんたかライブではコーナーを担当してもらおうと考えている。長年演劇の脚本を書いている我那覇さんと山田さんのスキルは、エンタメ界にもっと求められるべきだ」

　―展望は。

　「テレビは芸人が面白がる遊び場のような番組にして、舞台はみんなで助け合っていくのがいい。3事務所の良さを生かし、企画にハマる芸人さんに活躍してもらうなど、適材適所に合わせた提案をしていく」

　キャンさんへのインタビュー全文、6月に行われた第2回ライブの様子などは琉球新報デジタルで公開中。https://ryuky ushimpo.jp/tag/tentaka