ガレッジの川ちゃん主演! 映画「だからよ~鶴見」製作発表 沖縄と南米の文化が交わる街の日常描く


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「だからよ~鶴見」の発表会見に臨む、主演の川田広樹さん(前列中央)と「いーどぅし」のかーなーさん(同右から2人目)となみなみさん(同右端)ら =4日、横浜市の鶴見沖縄県人会館

 【神奈川】沖縄と南米の文化が混在する独特の地域として注目されている横浜市鶴見区を舞台にした映画「だからよ~鶴見」の製作発表会見が4日、同区の鶴見沖縄県人会館で開かれた。主演のガレッジセール・川田広樹さんら出演者と渡辺熱監督らが会見に臨み、和気あいあいとした撮影現場の様子などを語った。

 映画は鶴見仲通り商店街が舞台。川田さんが演じる沖縄県人会青年部長の知花琉次と、県出身音楽ユニット「いーどぅし」のかーなーさん演じる歌手志望の上原美那との恋話をベースに、鶴見区で75回を数える沖縄角力大会や沖縄と南米の音楽が流れる街の日常を描く。作品は吉本興業が「あなたの街に“住みますか”プロジェクト」として製作する地域発信型映画。来年4月の第12回沖縄国際映画祭に出品する。その後、鶴見区などで公開する予定。

 渡辺監督は「一部補足の撮影をして、40~50分の作品になる。沖縄角力の魅力、鶴見のチャンプルー文化が表現できたと思う」と語った。川田さんはこれまで角力の経験はなかったが「自然に方言が出たり、監督から自由にやってとの言葉もあり、楽しく演じられた。いい作品になったと思う」と映画の出来に自信を示した。かーなーさんらほかの出演者も「鶴見の雰囲気が良く、役柄になりきり楽しかった」と笑顔で語った。

 映画には吉本興業のタレントやアルベルト城間さんらのほか、横浜・鶴見沖縄県人会の金城京一会長をはじめ沖縄物産センターの下里優太社長など商店街のメンバーが随所で出演している。(中村孝首都圏通信員)

川田広樹(ガレッジセール)主演!映画「だからよ~鶴見」製作支援プロジェクト

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