未来に向け私たちができることは… アジア女性起業家サミット開幕


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
アジア女性社会起業家ネットワークサミットのオープニングで記念撮影する玉城デニー知事(後列左から3人目)や登壇者ら=12日、那覇市の県立図書館

 「アジア女性社会起業家ネットワーク(AWSEN)」サミットが12日、那覇市の県立図書館で始まった。「誰ひとり取り残さないために私たちができること~日本とアジアをつなぐ沖縄から生み出すSDGs実現への第一歩」をテーマに、国内やアジア各地で活躍する女性起業家の講話などを通じて、持続可能な企業や経済活動について議論を深めた。

 サミットは県、県産業振興公社、AWSEN、国際協力機構(JICA)沖縄国際センターの共催、メディアパートナーとして琉球新報社が協賛する。開会式で玉城デニー知事は「SDGs(持続可能な開発目標)を達成するビジネスの在り方を沖縄から発信するいい機会になる。沖縄らしいSDGsを考えるきっかけにしてほしい」と話した。AWSENの渡邉さやか代表理事は「未来に向け私たちに何ができるかを考える2日間にしたい」と決意を述べた。

 討議ではベトナムやインドネシア、ミャンマーの女性起業家らが登壇し、アジアのビジネス情勢や今後の展望などを紹介した。最終日の13日は午前10時から県立図書館で開く。琉球新報はサミットの様子をホームページで中継する。