YADOKARI、パクチーハウス東京 新規分野の開拓で大切なことは? 琉球イノベーションプログラムで事例紹介


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それぞれの新事業について紹介する上杉勢太YADOKARI共同代表(左)と、旅と平和の佐谷恭代表=18日、那覇市の野村証券那覇支店

 沖縄から新事業の種の創出を目指す「琉球イノベーションプログラム(RIP)」(主催・野村証券那覇支店、野村総合研究所)の第3回会合が18日、那覇市の野村証券那覇支店で開かれた。県内の経営者やクリエイターら約25人を前に、不動産と飲食の業界で新しい分野を開拓したイノベーター2人が講演した。

 講演したYADOKARI(神奈川)の上杉勢太共同代表は、日本で初めて高架橋下に可動式の複合施設を設置した事例を紹介。空き家や空き地の活用といった課題解決の事業に取り組むことに対して「社会問題を解決したいなんて気持ちは最初はなかった。身近な人を喜ばせたいでいい」と語った。

 旅と平和(千葉)の佐谷恭代表は、2007年に世界初のパクチー料理専門店「パクチーハウス東京」を開店し、パクチーブームの草分け的存在。東京で初めてコワーキングスペースをつくった事例などを説明した。「決めたことをやり続けることが大事だ」と話した。