社会

死亡男性への傷害で同室男性に無罪 地裁平良支部 目撃者証言に信ぴょう性なく「犯罪の証明ない」

 今年6月6日に宮古島市平良西里のアパートの一室から死亡した男性=当時(63)=が見つかった事件で、那覇地方裁判所平良支部は23日、傷害罪で起訴されていた同室に住む無職の男性(45)に対し、無罪(求刑懲役2年6月)を言い渡した。被害者とされる男性が負った傷害が、被告人以外の人物による暴行で生じた可能性も排除できず、「合理的疑いが残る」とした。

 判決では、被告人の男性が被害男性に対し「何らかの暴行に及んでいたことは否定できない」としつつ、暴行の目撃者証言に信ぴょう性がないことや、被害男性の傷害が被告人の男性以外の人物によって負わされた可能性を否定できないことなどを指摘し、「犯罪の証明がない」などとして無罪を言い渡した。

 那覇地検の児玉陽介次席検事は「主張と証拠も整理して集中的な審理をした上で対応した」とし、控訴については「判決内容を詳細に検討して適切に対応したい」と述べるにとどめた。

 被告人の男性は今年6月10日、市平良西里のアパート内で被害者男性に暴行を加えるなどして殺害した疑いで逮捕された。その後、7月2日に傷害罪で起訴されていた。



関連するニュース






  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス