首里城再建支援、世界へ呼び掛け 5言語対応のクラウドファンディングの受け付け開始


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 沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO、盛田光尚理事長)は15日、火災で焼失した首里城の再建を支援するため、海外を対象としたグローバル・クラウドファンディング「第1期首里城復旧・復興支援募金」の受付を開始した。

 言語は英語、韓国語、中国語(繁体、簡体)、ポルトガル語、日本語に対応している。県の海外事務所に「首里城再建の支援をしたい」との問い合わせが多く寄せられたため、県とISCOで連携協定を結び、国外からの寄付の受け皿となるクラウドファンディングの立ち上げを決めた。

 ワールドワイド・ウチナーンチュ・ビジネス・アソシエーション(WUB)や海外の県人会、県の海外事務所などそれぞれの海外ネットワークを通じて支援を呼び掛けていく。

 玉城デニー知事は「国内外の多くの皆さんから復旧支援の申し出が寄せられ、国外の皆さんも参加しやすいグローバル・クラウドファンディングを実施することとした。皆さんの協力と支援をお願いしたい」とコメントを発表した。

 寄付は専用サイトhttps://www.countdown-x.com/ja/project/T3542025から、クレジット決済などで実施できる。

 那覇市が実施しているふるさと納税を活用したクラウドファンディングと異なり、税控除は受けられない。寄付に対する返礼品はない。