「頭の中に想定もない」 首里城所有権発言、知事が釈明 「言葉足らずというか…」


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玉城デニー知事

 【東京】玉城デニー知事は21日、都内で記者団の取材に応じ、15日の定例会見で首里城の所有権について「(県へ)移転するかどうかの議論も必要になってくる」とした発言を同日夜になってフェイスブックで修正した件について「所有権うんぬんという個別具体的なことに対して発言したわけではない」と釈明した。

 玉城知事は「いろんなことを話し合っていくという、前向きな気持ちで言ったのであって、協議や必要性を念頭において発したわけではない。今の段階で所有権の話をすること自体、頭の中には想定もない」と説明。「私のちょっと言葉足らずというか…」と述べた。その上で「お互いの気持ちがすり合ってきた時、あるいはそういう話になった時には、全く(話を)しないということにはならないと思う」と話し、将来的な議論については含みを持たせた。