【ロサンゼルス】賛美歌 ヒップホップで 県人クリスチャン大会開催


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ヒップホップ調で賛美歌を歌うMAMIYAさん(左)と力強く興味深い説教をする東風平巌牧師

 第5回ウチナーンチュ・クリスチャン大会が9日、ガーデナ市のゴスペル・インターナショナル教会で開かれた。日本人アーティストで賛美歌をヒップホップ調で歌い上げるMAMIYAさんと東風平巌牧師を招き、大会を盛り上げた。

 MAMIYAさんは牧師の長男として埼玉県に生まれ、米国で幼少期を過ごした。19歳の時にフィリピンで神学を学び、音楽伝道師としての活動を始めた。多才、多趣味で音楽ではプロデューサー、DJ、シンガー、ラッパーなどの顔を持つ。沖縄出身の女性と結婚し3年前から沖縄に住む。自作の歌にはドントワーリー(ナンクルナイサ)など英語、日本語、ウチナーグチを交え、ポジティブなメロディーで若者らを魅了した。

 東風平氏は那覇市首里出身。琉球大学物理学科在学中に青年海外協力隊でザンビアへ。大学卒業後、米フィラデルフィアにあるイースタンバプテスト神学校で神学修士を取得。2003年から8年半宣教師としてネパールで活動し、12年から小禄バプテスト教会主任牧師を務める。環境問題に関わるNPO法人の理事長や学童クラブの評議員、民生委員など活動範囲は多岐にわたる。大宜味村で農業に携わりながら芸能活動をしている「アイモコ」の東風平愛郎さんの兄である。

 ロサンゼルス日本総領事館勤務のジュリアン・イーリーさんが同教会に入信した過程をウチナーグチ、日本語、英語で話した。MAMIYAさんのヒップホップ・ソングで盛り上がり、最後はカチャーシーで締めくくった。

(当銘貞夫通信員)