田んぼに照明弾か? 民家から50メートル 沖縄県金武町


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民間地の田んぼに落下する前に上空に上がっていた照明弾=5日午後、金武町伊芸(読者提供)

 5日午後、金武町伊芸の民間地で長さ10センチほどの筒状の照明弾のようなものが見つかった。石川署が現場検証しており、詳細を確認している。現時点でけが人や物的被害は確認されていない。

 落下現場は畑で、最も近い民家から約50メートル、米軍キャンプ・ハンセンの都市型戦闘訓練施設があるレンジ4から直線距離で約400メートルの位置にある。

 目撃した住民らによると、午後3時までに照明弾のようなものが上がり、落下傘が開きふらふらと落ちてきた。

 畑の持ち主である70代の男性は「作業中だったら大変だった。誰かに当たることもあったかもしれない」と話し「謝って済む問題じゃない。どうするつもりなのか。伊芸だけの問題じゃない。どこでも起こる話だ」と憤った。

 米軍は2~8日、キャンプ・ハンセン内のレンジ4などで演習すると通報している。【琉球新報電子版】

民間地の畑に落下した照明弾。発火部分が焦げているのが確認できる=5日午後、金武町伊芸(伊芸区事務所提供)
パラシュートを開いた状態で上空から落下した照明弾のようなもの=5日午後、金武町伊芸(読者提供)