首里城再建着手へ補正予算 政府が閣議決定 有識者委員会の運営費など


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 【東京】政府は5日、総合経済対策を閣議決定し、国土交通省と内閣府の事業として焼失した首里城の復元に向けた費用を補正予算で計上する方針を決めた。現段階では再建工事の前段階となるがれきの撤去費や、再建の課題を検討するため年内にも立ち上げる有識者委員会の運営費などが想定されていると見られる。12月中にも補正予算を通じて首里城再建に着手する見通しとなった。

 地域経済の活性化や、観光振興の基盤整備関連では「首里城火災を踏まえた沖縄振興特定事業推進費による沖縄の観光振興」も盛り込んだ。

 内閣府は首里城の焼失による対応が、推進費の要件である突発的な予算需要など迅速、柔軟に実施する必要がある「機動性」などに合致すると判断した。