社会

高校生逮捕がきっかけに 米軍属、ミュージシャン、事務員…いもづる式20人摘発 福岡から宅配便で大麻配送

 今年6月に高校生を含む少年10人が大麻取締法違反容疑で摘発され、沖縄県内に衝撃が広がった事件から半年後、再び大規模な摘発が明らかになった。発端は前回の事件で逮捕された当時高校生の少年がかばんに入れていた大麻だった。福岡県宇美町の元町議(42)から大麻を買っていた県内の米軍属の男(39)の息子が仕入れ先だった。息子の捜査から芋づる式に、元町議や軍属ら主犯格2人のほか、主に本島中部在の事務員や米軍属、自称ミュージシャン、運送業者ら県内の男女16人の摘発につながった。改めて大麻が県内にまん延している実態が浮かび上がった。

 県警や関係者によると、元町議は約15年前に県内で1年程度、飲食店を営んでいた。その際に知人を介して軍属の男と知り合った。大麻の売買は2017年から始まった。軍属の男が電話注文し、元町議へレターパックで現金を送った。現金到着を確認した元町議は福岡県筑紫野市の男(46)が栽培したとされる大麻を宅配便で送った。動機は金目当てだったとみられる。

 元町議と親交があった沖縄県内の知人は「薬物をやっている様子は全くなかった。寝耳に水でびっくりしている。ここ最近は沖縄に来たことはなかったと思う」と話した。

 元町議は宇美町議会に最年少で当選。議会を傍聴したことがある知人は「最年少ながらも、議会の生ぬるい状況を変えようという強い信念があったように見受けられる」とした。一方、関係者によると、元町議は福岡県内の知人に対して、大麻の栽培方法についてほのめかしていたこともあったという。



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