市民会館囲いに心和む絵を描く/那覇、15日は一般も参加


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開南こども園の子どもたちと囲いに絵を描くPokke104さん(後列右)、ウチマヤスヒコさん(同左)=12日、那覇市久茂地の那覇文化芸術劇場なはーと建設地

 那覇市の久茂地小学校跡で建設が進む那覇文化芸術劇場なはーと(新市民会館)の工事現場の囲いに絵を描く「アート・アラウンド・プロジェクト」が12日、始まった。最終日の15日は一般市民も参加して絵を仕上げる。プロジェクトに参加する県出身アーティストのPokke104(池城由紀乃)さん、ウチマヤスヒコさんらが12日、参加を呼び掛けた。
 沖縄の自然をテーマに描く池城さんは「みんなで那覇の未来に残したいものや誇らしいものを描いて、多くの人が心和む壁画を仕上げたい」と話した。ウチマさんは首里城火災を受けて沖縄の文化や歴史、芸術をテーマに描くことを決めた。首里城をはじめ、焼失を免れた絵画「白澤之図(はくたくのず)」などを題材にする予定だ。
 12日は開南こども園の園児やインターナショナルデザインアカデミーの学生らと花などを描いた。15日の一般参加は午前10時から午後3時まで。同劇場は2021年度に開館する予定。