首里城の絵の売り上げ寄付へ 作品4点をオークション 町田隼人さん、沖縄市で個展


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 沖縄国際大学を3月に卒業したアーティスト・町田隼人さん(23)が首里城をモチーフにした絵4点をオークションにかけ、売上金を首里城の復興支援に全額寄付する個展を14日から、沖縄市中央のストックルームギャラリーコザで開いている。町田さんは「絵への評価をそのまま寄付したい」と話している。22日まで。

 今回の展示会はアーティストとして開く2回目の個展「芸術バージン展」。当初、首里城を描く予定はなかったが友人から「世界中のウチナーンチュの頭に“首里城”の存在がある」と薦められ決意した。首里城の絵は縦40センチ、横50センチのアクリル画。写真をトレースしてシルクスクリーンで仕上げた。独特なデザインを施して自分なりの首里城を描いた。

 オークションは絵を希望する客が自分で値段を付けて入札。個展最終日までに1番高い額の人が落札する。4点の売上金を全額寄付する。町田さんは「自分の絵にどれくらいの価値が付くのかにも興味があり挑戦した」と話した。個展の入場料は500円(19歳以下無料)。