社会

殺人未遂の男に懲役9年 那覇地裁判決 隣人を複数回刺し

那覇地裁

 2018年12月、近所に住む男性を殺意を持って出刃包丁で複数回刺したとして殺人未遂などの罪に問われた無職の男(58)=宜野湾市=の裁判員裁判が那覇地裁であり、大橋弘治裁判長は懲役9年(求刑14年)を言い渡した。弁護人は被告が正当防衛成立を誤信していたとして無罪を主張していたが、判決では退けられた。

 判決によると被告は昨年12月18日、被害者の姉が被害者宅前の道路に自動車を停車したことで言い争いとなった。声を聞いて被害者が家から出てきたところ、被告は出刃包丁を持ち出した。もみ合いで倒れた被害者を殺意を持って複数回刺し、入院加療1カ月の傷害を負わせた。被害者をかばおうとした被害者の姉にも棒状の物で1回殴る暴行を加え、全治3週間の傷害を負わせた。

 大橋裁判長は「被告は終始、差し迫った攻撃が想定されない状況で、自ら積極的に攻撃を仕掛けていると評価できるのであり、そのような被告人が正当防衛状況があると誤信していたとは到底考えられない」とし、被告側の主張を退けた。



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