「酔っているの」に腹を立て…校長が児童に全治10日のけが負わす 停職3カ月の懲戒処分


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 沖縄県教育委員会は26日、児童の頭を強く揺さぶり、全治10日間程度のけがを負わせた本島中部の小学校の男性校長(60)を停職3月の懲戒処分にしたと発表した。

 県教委によると、男性校長は11月中旬にあった校外での課外活動で、バス移動中に騒いでいた別の児童を注意するため車内を移動した。その際に校長の足元がふらついていたため、当該児童に「酔っているの」と言われたことに腹を立て、前髪をつかみ大声で叱責(しっせき)しながら頭を揺さぶった。

 児童は外傷性頸部(けいぶ)症候群のけがを負い、校長への恐怖心などから約1カ月にわたって不登校となったが、現在は登校しているという。