【宮古島】宮古島産の冬メロンのシーズンが到来し、島内の取り扱い店舗ではメロンが店頭に並び、甘い芳香を漂わせている。宮古島市平良にある「島の駅みやこ」では18日、宮古島メロンが本格的に入荷され、生産者や従業員らが店頭にメロンを陳列した。観光客や地元住民らが大きさや形を吟味し、購入する姿もあった。
島の駅みやこ営業担当の藤城秀昭さんによると、今年は台風も多かったが、メロンは非常に良い状態で、12月に入ってから前年同期比で既に1・5倍ほどの売り上げがあるという。赤肉で濃厚な甘さが特徴。観光客はもちろん、地元の人も家庭用や歳暮用に購入しており、来年の5月ごろまでは店頭に並ぶ。
藤城さんは「ここ数年で徐々に県外の人たちにも認知されているが、まだまだ周知が必要。マンゴーに続いて宮古島の冬メロンも定着させたい」と語った。
メロンを出荷した盛島農園の盛島邦光さん(44)は「糖度は15度あって、今年の出来はとても良い。たくさんの人に食べてもらいたいね」と笑顔で話した。