路上に横たわる男性は行方不明者だった 小学生が勇気を出して発見


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名護署の津波彰署長(左端)から感謝状を受けた羽地小4年の仲宗根悠雅さん(右から3人目)ら=20日、名護市立羽地小学校

 【名護】名護署(津波彰署長)は20日、行方不明になっていた40代男性の発見に協力したとして、名護市立羽地小4年の仲宗根悠雅さん(10)に感謝状を贈呈した。

 今月13日、登校中だった仲宗根さんは、市親川の路上で11日から行方不明になっていた男性を発見。うつぶせで横たわり声を掛けても返事がなかったため、通行人に協力を求め、登校後も教員に事情を説明した。その後、学校からの通報を受けた署員によって男性は無事保護された。

 同校体育館で開かれた感謝状贈呈式で20日、津波署長は「男性の家族も心配していたが、無事発見され大変喜んでいた。とても感謝したい」と激励した。仲宗根さんは「最初は怖かったけど勇気を出してよかった」と笑顔で話した。