初詣の参拝客でにぎわう 沖縄の波上宮 高校合格や無病息災願う人で列


この記事を書いた人 問山栄恵
新年の願いを込めて手を合わせる参拝客=1月1日午前、那覇市の波上宮

  新年を迎えた県内各地の神社や寺には1日深夜から多くの参拝客が訪れ、新たな年の目標やこの1年の幸福や無病息災を願い手を合わせた。那覇市若狭の波上宮は初詣に訪れた家族連れや友人同士でにぎわった。参拝客はさい銭を投げ込むと静かに手を合わせて願っていた。
  
  妻と子ども2人の4人で訪れた那覇市の介護士、国吉正登さん(49)は「成人して離れて暮らす(子ども)2人と家族の安全無事を願った」と話した。
  
  参拝後には絵馬を書いたり、おみくじを引いたりする人の姿も見られた。互いの母親が姉妹でいとこ同士の浦添中3年の富山蘭聖さん(15)と同3年の平良琉夢さん(15)は高校合格をそれぞれ祈願した。愛媛県の松山聖陵高校に野球留学する予定の平良さんは「野球で3年間頑張って、甲子園出場を目指したい」と力を込めた。【琉球新報電子版】