東京五輪へ沖縄で始動 重量挙げ男子日本代表


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新しい練習施設の前で記念撮影する選手や国頭村関係者ら=9日、国頭村浜のくいなエコ・スポレク公園内ウエイトトレーニングハウス

 県内で合宿を張る重量挙げ男子ナショナルチームの歓迎式典が9日、昨年末に完成した国頭村浜のくいなエコ・スポレク公園内ウエイトトレーニングハウスで行われた。今夏の東京五輪出場とメダル獲得を目指す糸数陽一(豊見城高―日大出、警視庁)や宮本昌典(沖縄工高―東京国際大出、同大職)ら県勢を含む選手10人が新年の練習をスタートさせた。合宿は18日まで。

 男子ナショナルチームの国頭合宿は今年で4回目。この日がこけら落としとなった新施設は、国頭村が一括交付金を活用して整備した。鉄筋コンクリート造の平屋建て。延べ床面積は391平方メートル。プラットホームが10面あり、大型の鏡や競技用、練習用のバーベルセットなどを完備する。

 宮城久和村長は「専用の施設で体を鍛え、4月のアジア大会で五輪出場枠を勝ち取ってほしい」と期待した。

 小宮山哲雄監督は「男女とも東京五輪でのメダル獲得を目指している。選手の活躍を期待し、応援してほしい」とあいさつした。

 合宿には知念光亮(豊見城高―沖縄国際大出、いちご)も参加している。