伝統の踊り 互いに披露 中部児童68人 山形っ子から歓迎


社会
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山形県の最上地域の児童から首里城再建に向けたメッセージを受け取る沖縄の児童(右)ら=14日、山形県新庄市

 【山形県で金良孝矢】中部広域市町村圏事務組合が主催する山形県最上広域市町村圏事務組合との交流事業で、本島中部9市町村の小学5年生68人が14日、山形県に到着した。歓迎交流会が新庄市であり、最上地域8市町村の小学6年生約40人から歓迎を受けた。最上の児童は昨年9月に那覇市の首里城を訪れており、10月の焼失を受けての応援メッセージを中部の児童に手渡した。

 最上地域の児童は山形の伝統「花笠踊り」を勇壮に舞い、クイズで山形を紹介。中部の児童はお返しに、沖縄の歌とエイサーを披露した。互いに「踊り、すごかったです」と声を掛け合い、名刺を交換するなどして交流を深めた。

 初めて新幹線に乗り、雪を見た読谷村立喜名小の寺澤芽衣さん(11)は「雪がきれいだった。歓迎会で山形のことがよく分かった」と振り返った。最上の児童からの首里城応援メッセージは「山形からも応援しています」などとつづられている。