下地幹郎氏と記者団との主なやりとりは次の通り。
―政治資金規正法に違反した議員に国民は疑問を持つ。
「記載ミスが起こったことは今後二度とないようにしなければならない」
―比例で得た議席を返還すべきとの声もある。
「その理屈を否定するものではないが、後援会の皆さんの声に応えようと決断した」
―活動の中で理解を得ていくということか。
「理解を得られる努力をしていかなければならない。自分の足で歩みながら説明責任を果たしたい」
―IRの事件に関する疑念が晴れたから議員活動を続けるのか。
「捜査中なので疑念が晴れたという言葉は使えない。IRの事件に関することは無かったというのが私たちの調査結果の状況だ」
―解散総選挙になった場合、どこから出馬するか。
「今の段階においては無所属での立候補だ」
―今後の県内の選挙協力体制は。
「私どもは協力体制は維持したい。だが私どもからアプローチするのではなく、向こうの考えを示された中で方向性を決めていくことにしたい」
―枠組みを維持する中で下地氏が自民公明と連携するのか、新しい政党、政治団体など組織を作るのか。
「政治団体を作るのは一つの選択肢だと思う」
―政治資金収支報告書の未記載について、今後刑事処分が示されても進退の結論を出すことはないか。
「いつ、何人、いくらの収支報告書の訂正があったのか、私が特別な状況であるのか現状を見なければならない。私が特別なものではないと思っている」
―今の率直な気持ちは
「調査委員会を作って弁護士と調査し、紺野氏からの100万円が認められ記者会見をした。後援会の方とも何十回と話をした。本当に厳しい時間だった」