豚熱ウイルス、人の移動で侵入か 農相「一番考えられる」 疫学調査チームで議論


この記事を書いた人 問山栄恵
会見する江藤拓農相=21日午前、農林水産省

 江藤拓農相は21日午前の会見で、沖縄で発生した豚熱(CSF、豚コレラ)ウイルスを遺伝子解析した結果、国内から侵入した可能性が高いとされたことについて「(感染経路として)一番考えられるのは人の移動によるもの」との見方を示した。その上で「あらゆる可能性を排除できない」とも述べ、23日に疫学調査チームの検討会を開いて議論してもらう考えを示した。

 ワクチン接種については、県の対応を見守る考えをあらためて強調。県側から知事との面会の打診があることと明かした上で、「もしかしたら(ワクチン接種の)要請もあるかもしれない」とし、要請があれば対応できるよう体制を整える考えを示した。【琉球新報電子版】