江藤拓農相は24日、沖縄県の玉城デニー知事と農林水産省で会談し、豚熱(CSF、豚コレラ)感染を予防するワクチン接種の推奨地域に沖縄県を同日中に追加指定する考えを表明した。感染拡大を防止するため、飼育中の豚にワクチン接種したいとの玉城知事の意向を受けたもの。接種推奨地域の指定を判断する牛豚等疾病小委員会を持ち回りで開き、同日中に決定する。
要請後、玉城知事は農水省の対応に「ありがたい」と感謝した。同時に、沖縄県の養豚農家の飼養衛生管理の向上を進める考えも示した。
ワクチン推奨地域に指定するとの江藤農相の表明を受け、沖縄県は今後、接種区域や開始時期、対象頭数、ワクチンの必要量などを定める「接種プログラム」の作成を急ぐ。プログラムが認められ県の告示後、接種が開始される。【琉球新報電子版】