不妊治療、一人じゃないよ サポート協会設立から1年 あの人気パーソナリティーも体験 来月、妊活フェス


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イベントへの来場を呼び掛けるおきなわ妊活・不妊サポート協会の宮城由香利さん=27日、那覇市泉崎の琉球新報社

 不妊治療経験がある不妊ピアカウンセラーらでつくる「おきなわ妊活・不妊サポート協会」が2019年2月に発足して、1年を迎える。この間、子を望む人たちが交流する場「妊活おしゃべり会」などを通して当事者に寄り添ってきた。2月2日には創立1周年を記念して、午後1時から浦添市ハーモニーセンターで第1回「おきなわ妊活フェスタ」を開催する。

 協働代表の宮城由香利さん(45)は1年間の活動を振り返り、「参加者が『一人じゃないと思うと心強い』と言ってくれた時はうれしい」と話す。27日に那覇市の琉球新報社を訪れ、イベントへの参加を呼び掛けた。

 今回のイベントでは、約6年間の不妊治療を経験したパーソナリティーの玉城愛さんが登壇し、自身の体験を話す。玉城さんと琉球大学医学部付属病院周産母子センターの銘苅桂子教授による対談もある。当事者限定の妊活おしゃべり会の体験コーナーも開かれる。

 宮城さんは「治療している人を元気づけることができるようなイベントにしたい」とした上で、治療経験のない20代の参加を呼び掛ける。「日本の性教育は避妊については学ぶが、不妊については聞かない。若い時に治療の情報を知った上で、仕事や子どものことを考えてほしい」と語った。

 イベントは入場無料。問い合わせはEメールokinawa.ninnin@gmail.com