なんじぃ、ジンベイザメ…沖縄の人気キャラが首里城再建 札幌雪まつりの雪像で表現 市民団体が願い込め制作


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首里城の雪像制作に取り組む市民グループのメンバーら=25日、札幌市

 【札幌で佐々木健】2月4日開幕の「さっぽろ雪まつり」メーン会場・大通会場9丁目で、昨年10月末の火災で焼失した首里城の再建を願い、市民グループが高さ約5メートルの首里城の雪像を制作している。テーマは「ゆいまーる」。

 雪像は雪だるまやキジムナーが力を合わせて瓦や角材などの資材を運んで首里城を再建し、北海道で造った城をジンベエザメやクジラに運んでもらうという様子をイメージした。

 雪像制作グループ「101人の会」代表の向井宣裕さん(54)は首里城を選んだ理由について、「これまでも雪像を作るに当たって、沖縄の友人らにいろいろな形で支えてもらった。首里城焼失で元気をなくしている沖縄の人たちに少しでも寄り添えるものが作れたらと思い、制作している」と話した。

首里城をテーマにした雪像のイメージ図

 雪像制作はグループメンバーが中心だが、飛び入りの参加も可能。スコップやゴム手袋なども準備している。完成予定日の2日まで受け付ける予定。