大宜味に新観光拠点 道の駅おおぎみ ビジターセンター 自然・歴史案内


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開業した道の駅おおぎみ・やんばるの森ビジターセンター=22日、大宜味村津波

 【大宜味】大宜味村津波の旧大宜味中学校跡地に22日、観光拠点施設「道の駅おおぎみ・やんばるの森ビジターセンター」が開業した。落成式典・祝賀会に国や県、北部地域の首長らが出席し、村根路銘から移転した道の駅の門出を祝った。

 内閣府の沖縄北部連携促進特別振興事業を活用し、総事業費は約11億6千万円。建物は、村のチョウであるコノハチョウが羽を広げた形をコンセプトに設計された。式典で宮城功光村長は「村や北部地域の魅力を発信し、県の観光振興に寄与することを期待する」とあいさつした。

 道の駅は観光客の周遊、滞在、消費の促進を目的に、旬の農林水産物をそろえる特産品販売所やカフェレストランが入る。ファーマーズ・フォレスト(宇都宮市、松本謙社長)が指定管理者として運営する。

 村観光協会も併設し、利用者の目的に応じ、やんばる3村の観光施設など周遊ルートを案内する。村の自然や歴史が学べるドーム型スクリーンやVR(仮想現実)体験が楽しめるほか、やんばる国立公園のマナー啓発などにも取り組む。