【東京】名護市辺野古の新基地建設を巡り、河野太郎防衛相は25日の衆院予算委員会の分科会で、総工費9300億円の約18%を占める1700億円を警備費に充てることについて「工事を安全かつ円滑に進めていく上で不可欠な経費と考えている」と説明した。
防衛省によると2015年度から18年度までにかかった警備費は166億円。これらの実績や、18年度から本部港(本部町)や安和桟橋(名護市)からの土砂搬出作業が始まったことに伴う警備費なども踏まえて見積もっているという。
質問した赤嶺政賢氏(共産)は「これだけの警備費を要する事業は常識で考えても異常としか言いようがない」と批判した。