「半グレ」取り締まり強化で新組織を設置 八重山署と宮古島署 関西と関東からメンバーが活動


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 石垣島や宮古島で「半グレ」と呼ばれる暴力団などに所属せず犯罪を行う集団の活動が活発化しているとして、取り締まり強化を目的に4月から、先島地方を管轄する八重山署と宮古島署に「組織犯罪対策課」が新設されることが5日、県警への取材で分かった。人員体制などを強化する。

 半グレは元暴走族や同じ出身地域の先輩後輩でつながるメンバーで構成されている。先島地方では関西と関東から来島したメンバーが活動しており、飲食店関連業のほか、マリンレジャー業にも進出している。

 石垣市では昨年、繁華街の「美崎町」で悪質な客引き行為の常態化や料金トラブルなどが頻発した。このため八重山署は「美崎町歓楽街環境浄化総合対策」を実施し、取り締まりを強化していた。