那覇にいながら美ら海水族館を見学? 子どもたちがロボットを遠隔操作 


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
パソコンでロボットを遠隔操作し、沖縄美ら海水族館の見学を楽しむ開南学童クラブの子どもら=13日、那覇市の開南児童クラブ

 ANAホールディングス(東京)は13日、那覇市の開南児童クラブの子どもたち66人に、閉館中の沖縄美ら海水族館(本部町)を遠隔で見学する体験を提供した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休校となり、外出を控える子どもたちのストレス軽減を図った。

 水族館に配置したロボット「newme(ニューミー)」を子どもたちがパソコンで操作し、館内を見学した。パソコン画面をスクリーンに映し出し、児童全員で鑑賞した。水族館に待機しているスタッフがクイズを出しながら館内をガイドするなど、楽しい時間を過ごした。

 開南小4年の酒井健瑠(たける)さん(10)は「ロボットが自分の目になる体験ができて楽しかった」と話した。同3年の小波蔵政親さん(9)は「水族館に行かなくても、学童で魚が見れた」と笑顔を見せた。

 県は昨年11月、ANAホールディングスと協力して遠隔操作ロボットの実証実験を進めると発表しており、今回の遠隔見学会もその一環で実施した。