「ただいま!」「友達に会えてうれしい」 12日ぶりに学校に子どもたちの笑顔 沖縄で小中高校が再開


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学校が再開し、先生の呼び掛けに元気よく応じる児童ら=16日午前8時すぎ、宜野湾市立嘉数小学校

 【宜野湾】「ただいま!」「友だちと再会できてうれしい」。新型コロナウイルス感染防止対策で臨時休校していた沖縄県内の小中高校の大半が16日午前、再開した。4日から休校していた宜野湾市立嘉数小学校(田崎明美校長)の児童は、12日ぶりに友人と再会しあいさつを交わしながら登校した。

 午前7時半ごろから学校が開くのを待っていた5年の仲間小百合さん(11)は「休校になった時は休みたいと思っていたけど、すぐ友だちに会いたくなった。久しぶりに会えてとてもうれしい」と学校再開を喜んだ。

 学校ではマスク着用が奨励され、窓は換気のため開けられていた。教室に入った児童は、先生に名前が呼ばれると右手を挙げながら「はい!元気です!」と大きな声で応えた。田崎校長は「元気な子どもたちの顔が見れてうれしい。手洗いや換気などに気をつけていきたい」と述べた。

 中学生と小学生、幼稚園児の3人を学校へ送り届けた市内の36歳主婦は「休校中、赤ちゃんも含めて4人の子どもが家にいた。公園にも行けず大変だった。学校が再会し、給食もあるので助かります」と話した。【琉球新報電子版】