児童生徒から感染者出たらその学校は休校 新型コロナで沖縄県教委が市町村に対応通知


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 沖縄県教育委員会は30日、4月の新年度開始以降に県内の学校で児童生徒から新型コロナウイルス感染者が確認された場合について、臨時休校にするなどの対応を示した文書を各教育事務所や県立学校長宛てに出した。

 通知では「流行早期の段階における感染拡大防止を目的とした考え方」として、新型コロナウイルスに感染した児童生徒が発熱やせきのある状態で登校していた場合は「学校の全部を臨時休校とする」とした。感染者が相次ぐ場合などには、期間を延長することもあるとしている。

 感染が確認されても症状がない状態で登校していた場合は一律に休校するのではなく、個別の事案ごとに保健所などと相談した上で臨時休校の必要性や規模、期間を判断するとした。

 地域全体での感染拡大防止のためで、児童生徒に感染者がいない学校も含む積極的な臨時休校については、県保健医療部や県および市町村教育委員会などの関係機関が協議し決定するとしている。

 通知を出した県教育庁保健体育課の担当者は「あくまでも現状を踏まえた当面の考えであり、感染の拡大状況に変化があればその都度変更していくことになる」と話した。