県出身知念さん 本屋大賞で8位 3年連続、大賞は凪良さん


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 全国の書店員が最も売りたい本を選ぶ「2020年本屋大賞」の受賞作が7日発表され、大賞には凪良(なぎら)ゆうさん(47)の「流浪の月」(東京創元社)が選ばれた。南城市生まれで東京在住の作家、知念実希人さん(41)=写真=の「ムゲンのi」(双葉社)は8位に入った。

 知念さんは3年連続8位。県出身の作家で10位以内に入ったことがあるのは知念さんのみ。知念さんは小説家で医師。生まれてすぐ東京に移り少年時代を東京で過ごした。2018年に「崩れる脳を抱きしめて」(実業之日本社)、19年に「ひとつむぎの手」(新潮社)で8位だった。