豚熱 沖縄の移動制限すべて解除 98日ぶりに「終息」


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 沖縄県うるま市と沖縄市の養豚場で県内34年ぶりに豚熱(CSF)が発生した問題で、発生農場から半径3キロ圏内に設定された「移動制限区域」が14日午前0時に解除された。1例目の感染が確認された1月8日から続いてきた区域規制は98日ぶりに全て解除され、豚熱の事実上の「終息」となった。

 県が沖縄本島の全養豚場を対象に実施しているワクチン接種は継続する。制限区域の完全解除を受けて、玉城デニー知事は14日に臨時記者会見を開く。

 1月8日にうるま市で最初の豚熱が発生して以降、3月12日までに計7例の感染が確認された。いずれも3キロ圏内の養豚場にとどまった。拡大を防ぐために殺処分された豚は10農場で1万2381頭に上った。