牧志公設市場、着工ずれこみ7月か 入札不調と解体遅れ


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本格的な外部の解体が始まった旧第一牧志公設市場=2月17日、那覇市松尾

 新たな第一牧志公設市場の建設工事が入札不調により遅れ、7月の着工になる見通しとなることが15日までに分かった。当初は3月末までに旧市場の解体を終え、4月から着工する予定だったが、解体工事も延びており4月末に終わる予定。約2カ月の空白が生じる。2022年4月のオープン予定には間に合うよう調整するという。

 市は1月と2月に入札を行ったが、応札がなかった。人件費や資材費の高騰が要因とみている。2019~21年度の建設費を約32億円としていたが、約37億円に見直す。増額分に関しても従来通り沖縄振興特定事業推進費を活用できるよう国と調整している。