感染者、1週間で倍増 那覇市に44%集中


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 新型コロナウイルスの県内の感染者が17日、102人に達した。今月6日以降は連日、複数人の感染者が確認されており、10日の49人から1週間で倍増した。感染経路は「感染者との接触」の割合が高くなっており、二次感染が広がっている。年齢別では各年代層で軒並み増えているが、50~80代の割合が高まっている。

 県内の感染者は成田空港の検疫で判明した1人を含めて102人となる。男女別では男性が55人(53・9%)、女性が47人(46・1%)で、男性の割合が7・8ポイント高い。

 感染経路の内訳は、調査中も含めた「不明」が48人(47・1%)で半分近くを占める。感染者との「接触者」は38人(37・3%)、県外・国外から持ち込まれた「移入例」は16人(15・7%)だった。「接触者」の割合は、県内で感染が初確認されてから2カ月たった今月14日時点では、73人中25人(34・2%)だった。全体に占める割合は3日で3・1ポイント高まった。

 年齢別では多い順に40代が21人(20・6%)、50代が18人(17・6%)、70代が17人(16・7%)、20代が16人(15・7%)、60代が14人(13・7%)、30代が11人(10・8%)、80代が4人(3・9%)、10代が1人(1・0%)だった。業別では会社員9人、タクシー運転手5人、学生など5人、県職員と飲食業がそれぞれ3人となっている。