沖縄県の高校総体、延期決定「中止も含め検討」 当初は5月開幕予定 1万人参加


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昨年の県高校総体開会式

 沖縄県高校体育連盟は22日、5~6月に開かれる予定だった県高校総合体育大会(県総体)の延期を決めた。一方、今月下旬にも全国高校体育連盟が全国高校総体(インターハイ)の開催について協議するとしており、全国高体連の決定や県内の新型コロナウイルスの感染状況によっては、中止を含め再度検討することも明かした。感染症拡大防止の観点から、約3500人が参加予定の総合開会式は中止となった。県総体の延期や中止は1953年の第1回大会から含め、これまでにない。

 県総体はインターハイの予選も兼ねている競技が多く、高校3年生の集大成と位置づけられている。同日付で就任した上地勇人会長は、「3年間頑張ってきた生徒たちのためを考えると、延期となってもぜひ開催したいという気持ちがある」と開催に向け“前向きな延期”だと語る。だが、県内でもクラスターが発生するなどしており「この状況がいつまで続くかは分からないので、慎重に判断したい」と語った。

 インターハイの申し込みが始まる6月下旬までに、先行競技を含む全31競技を実施する方針だ。【琉球新報電子版】

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