マスクやガウンを医療現場へ 有志が設立「ゆいマスク プロジェクト」 


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医療現場にマスクやガウンを届ける資金調達企画「ゆいマスクプロジェクト」のウェブページ(一部)

 新型コロナウイルス感染症の治療に追われる医療現場を支援するため、県内の医療関係者や異業種でつくる有志が「ゆいマスク プロジェクト」を立ち上げた。独自にN95マスクや医療用ガウンを仕入れて不足する施設に届けてきたが、支援規模を拡大するため24日までにクラウドファンディングサイト「YUIMA」で資金調達を始めた。目標額は1千万円。

 N95マスクやガウンの不足が解消されるまで活動する。理学療法士の玉城潤さん(33)が発起人となり、看護師や会社員が協力、私費でマスクを仕入れてきた。これまでに那覇市寄宮の沖縄南部療育医療センターなど6施設に約1万1千枚を届けた。医療資材は価格が高騰しているが、資金調達で高騰分を補い、多くの供給を目指す。必要な施設に資材を届け、県内の医療現場で働く人を後押しする。

 玉城さんは「最大の目的は、医療従事者を守ること。早く正常な状態に戻ってほしい」と広く協力を呼び掛けている。支援額は1口千円からで個人や団体は問わない。「YUIMA」のページ(https://yuima-okinawa.jp/project/detail/623)やフェイスブックページで活動を公開している。