地方銀行連合に琉球銀行が参加 10行が連携


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 琉球銀行(川上康頭取)は27日、地方銀行連合「TSUBASA(つばさ)アライアンス」に新たに参加すると表明した。琉球銀行の参加でつばさは10行の連携となった。

 つばさは2015年10月に発足し、参加行の間で基幹システムや事務の共通化を進めている。

 琉球銀行は参加理由を「金融機関を取り巻く経営環境は厳しさを増しており、最新の情報をいち早く取り入れ、先駆的な取り組みを図っていくことが必要不可欠」と説明した。

 つばさは千葉銀行(千葉市)が第四銀行(新潟市)、中国銀行(岡山市)と連携して開始。合併や経営統合ではない緩やかな連携を目指し、北洋銀行(札幌市)、東邦銀行(福島市)、武蔵野銀行(さいたま市)、北越銀行(新潟県長岡市)、滋賀銀行(大津市)、伊予銀行(松山市)も参加している。

 ITと金融が融合した「フィンテック」サービスの開発なども共同で進めており、今後も相続関連業務といった高齢化対策の分野で協業を加速する方針だ。