那覇市、21日に小中学校と保育園を再開 沖縄県の方針に合わせ


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那覇市内の小中学校再開時期などについて発表する、城間幹子那覇市長=6日、那覇市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた政府や沖縄県の緊急事態宣言延長を受け、那覇市は6日、休校を続けている市立小中学校計53校を21日から再開する方針を決めた。21日には小中学校の入学式も予定しており、人数制限や規模縮小などで感染拡大防止を図る。現在休止している保育園の通常保育についても、21日に再開する。

 国が全国民に一律10万円を配る「特別定額給付金」については、5月中の給付を目指している。25日の週から市内の15万4769世帯に申請書類を郵送し、マイナンバーカードによるオンラインでの申請は15日ごろを予定している。早ければ26日にも複数の相談窓口を市役所内に設置し、感染拡大防止を図りながらの対応を検討している。今後、那覇市のサイトで情報を発信する。

 6日午後に開かれた会見で城間幹子市長は、5月に入り県内で新型コロナウイルス感染者が出ていないことに触れ「気持ちを緩めることなく踏ん張りたい。感染拡大防止に向け引き続き、市民一丸となって取り組みたい」と語った。【琉球新報電子版】