辺野古・船舶土砂を移し替え 工事再開時期は未定


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運搬船から台船に移し替えられる土砂=8日、本部町の本部港塩川地区沖

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設で8日、本部町の本部港塩川地区沖に停泊中の運搬船から別の運搬船に土砂を移し替える作業が確認された。新基地建設は工事関係者に新型コロナウイルスの感染が確認されたため4月17日から工事を中断している。再開の時期について、沖縄防衛局は8日、本紙の取材に「現時点で具体的に決まっておらず、状況を踏まえて判断する」と回答した。

 8日は台船を経由して土砂を移し替える様子が確認された。防衛局は「運搬船のドッグ入りのため」と説明した。

 塩川地区で運搬船の動きを確認していた男性は「国はコロナが終息しない段階で工事を再開すべきではない」と話した。土砂搬出を監視する本部町島ぐるみ会議によると、塩川からの搬出は4月18日から中断している。