台風1号「強い台風」から勢力は弱まる フィリピン通過中、18日に沖縄へ


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気象庁が発表した15日午後6時現在の台風の予想進路図

 台風1号は15日午後6時現在、フィリピンを1時間に約20キロの速さで北西へ進んでいる。今後は衰弱しながら北上し、18日に沖縄地方に接近するおそれがあり、台風の発達状況によっては八重山地方で風が強まる可能性もある。台風は18日午後3時までに熱帯低気圧になる見通し。

 気象庁によると、台風1号の15日午後6時現在の中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルになっている。15日午後3時までに「強い」台風から勢力が弱まった。風速25メートル以上の暴風域は中心から半径35キロ以内にある。中心の北東側165キロ以内と南西側110キロ以内で、風速15メートル以上の強い風が吹いている。

 沖縄地方は17日から波が高くなるとみられ、沖縄気象台は高波への注意と今後の気象情報などに警戒するよう呼び掛けている。【琉球新報電子版】